社長: 森 道成
- 1999年 富山医科薬科大学(現在の富山大学)薬学部 卒
- 1999年 大阪府の薬局に新卒入社
- 2004年 愛知県の薬局に転職
- 2006年 オリーブ薬局1号店(竹の山店)を開局
- 現在、竹の山店管理薬剤師+日進東郷豊明薬剤師会会長+愛知県薬剤師会理事
ファスティングマイスター:予防医学士として、サプリメントやファスティングの相談にのっています。自身も定期的なファスティングを行い体調を整えています。そして、皆さまへもおススメしています。
好きな食べ物:ドイツパン、豚キムチ、ワイン、ハイボール、(お酒はめっぽう弱い(^^;)
- 趣味:似顔絵を描くこと
オリーブ薬局公式LINEスタンプを作成したことをキッカケに似顔絵を描き始めた。無邪気な子どものように楽しく描いています。 - 最近ハマってること:ギター
学生時代かじっていたギターを再開。新しいギターを買いました。仕事の気分転換に時々練習しています。 - 最近の楽しみ:お菓子作り
漢方の考え方を通して、薬食同源、食べ物で病気にもなり体調が良くなったりもする、という基本を皆さんにお伝えしています。特にお菓子はあれもダメこれもダメというものが多く、それなら気兼ねなく食べられるお菓子を自分で作ってしまおうと子どもたちや薬局スタッフに食べてもらうお菓子作りしています。 - 子育てについて:
2人の子どもはそれぞれ、習い事や部活、塾、学校の宿題で忙しく、相手にしてもらえなくなってきたので、「猫」か「犬」を飼おうかと検討中。猫派と犬派からそれぞれの「良さ」を聞いてリサーチ中。
仕事とは、工夫して楽しくやるもの
原点はトム・ソーヤの冒険
仕事について考える時にいつも思い出すのが、高校の英語の教科書に出てきた『トム・ソーヤの冒険』、トムがペンキ塗りをするエピソードです。
トムがいたずらをした罰として、おばさんから言いつけられたのが大きな壁のペンキ塗り。最初こそ、嫌々やっていたのですが、アイデアが降りてきます。
トムがペンキ塗りをいかにも楽しそうにやり始めると、それを見た友達が次々に集まり、ペンキ塗りを自分にもやらせてもらえないかと言ってくるのです。
トムが「こんなに楽しいものはないから。」と断ると、それならこのリンゴをあげるからと頼まれます。それならしょうがないと、しぶしぶリンゴをもらってペンキ塗りの仕事を友達に託します。
そして最後には、「俺も・僕もペンキ塗りをしたい!」という友人たちが、順番待ちの列をつくるまでに。
… とても衝撃でした。トムのずる賢さを語るエピソードなわけですが 、私は素直に「仕事は楽しいものだ」と思ってやることが大切で、重要なのは、「工夫する」ことなんだ!! というエッセンスを学んだのです。
仕事は人生の中で一番多くの割合を占めているものです。その仕事を辛い気持ちで行うのか楽しく行うのか、人生そのものの在り方が変わってくると思うのです。
大組織で感じたこと → 理想を追って起業!
一日一 ”改” 善
その昔、大人数の薬局に薬剤師として勤務していた頃、「毎日何かひとつ、この薬局の中を良くしよう!」と思いながら仕事をしていました。
例えば、お昼の休憩を回し始める時間に、「順番に休憩入ってください。」と声をかけるものの、仕事に夢中で聞こえてない人がいる。入るタイミングが遅れるほど、そのあとの順番の人に影響が出る、そして午前のパートさんは先に入った正社員が戻らないと退勤できない。
休憩コールひとつとっても、”気にしい”の私は、なんとかならないかと気をもみました。
それなら目立つ「休憩札」を作って調剤室の入り口に掲げ、休憩の入り時間がどこにいてもみんながパッと見てわかるようにすればいい! 思い立ったら店長に許可をとり、すぐに札を作りました。
大きな組織のもどかしさ
「○○を○○したら … もっと効率よくならないかな?」という思い。しかし、それが根源的なものであればあるほど(本当に良いアイデアであっても)大きな組織では … 決済ラインが縦に長いこともあって、なかなかサクッと業務改善に結びつかないもどかしさを感じてきました。
また、あまり一所懸命に・真面目に改善活動をしていると、冷ややかな目を向けてくる先輩も…。周りとの温度差にやりづらさを感じたりもしました。
社内統制のためには、一定のマニュアル・手続きに従う必要性は “組織人として” 理解していましたので、そのあたりは割り切りつつも「いつか、自分の理想とする薬局を立ち上げたい!」という思いが募っていきました。
そんな矢先、驚きのタイミングで良いお話が舞い込み … 大きな一歩を踏み出すことに。独立起業です。
29歳で起業してから…
”社会に笑顔を広げます” という社是のもと、患者様やお客様、スタッフはもとより関係医療機関や取引先の方々が、豊かで幸せな人生を送って欲しいという願いを込めて事業を展開しています。
よい仕事をしてもらうために、スタッフ個々のプライベートも大事にしてもらいたいと考えています。私もプライベートは大切です(笑) そして理想は、プライベートも充実してるけど、仕事をしているのもめっちゃ楽しいと言ってもらえる職場作り。働くみんなが生き生きと輝ける環境を作ってゆけるよう、試行錯誤で工夫をし続けています。
謙虚さベースの経営
アップルのスティーブ・ジョブズなど、オーナーが大きな力を持つ企業は、それがバチっとハマると企業として大きな成功を収めるでしょう。ですが、それには「キャラ」というものがあります。
当社はどちらかというと…「患者さま・スタッフ・取引先の声に耳を傾け」「謙虚にアドバイスを聴きながら・力をお借りして」経営をしています。
この方針は自分の「キャラ」にはとても合っていると思います。
素敵なスタッフがいっぱい!
社会に笑顔を広げてゆくためには、まずは私たち自身から。スタッフひとりひとりの個性を大切にし、その能力を育む。それぞれの良さを生かし合う。自己肯定感が高まれば、自然と笑顔が湧き出てきます。
そういった気持ちで仕事に臨んでいると、患者さんにも・取引先にも笑顔が広がり、好循環が生まれることを実感しています🙂
理想を追って立ち上げた薬局です。きれいごとをきれいごとで終わらせぬよう、初志貫徹で突き進んでいる次第です。
創意工夫とチャレンジを続けます
幸いな事に当社のスタッフは、仕事に対して情熱を持って取り組む自主性に富んだ人ばかりです。安心して任せられる人材に支えられているからこそ、私も更なる創意工夫やマネージメントのために時間を使うことが出来ます。
薬局の仕事には派手さはありません。むしろ逆で、地味で、日蔭な仕事が多いのが現実です。
しかし、縁の下の仕事でも確実に世の中の為になっており、喜んでくれる人がいます。必ず誰かを笑顔にする … 素晴らしい仕事です。毎日毎日それを積み重ねて、街中に笑顔を広げたいと思っています。
オリーブ薬局は、これからも時代の流れを取り入れながらチャレンジ精神をもって様々な活動を行い、地域の信頼が厚い薬局として発展していきたいと思っています。
ご縁があれば … 力を合わせて、社会に笑顔を広げていきましょう!