新型コロナと漢方薬

Ç読むサプリ (ブログ)モリのひとりごと新型コロナと漢方薬

先日、私たちオリーブ薬局にもようやく医療従事者向けワクチン接種案内が届いた。副反応のニュースが飛び交う中、1回目の接種を終えた。痛みをほぼ感じない、予想に反して拍子抜けの接種だった。

しかし、接種日の夜から患部が腫れ出した。触ると痛い、腕が上がらず、ピッキング(処方箋に記されたお薬を棚から取り出して集めること)で棚の薬を取るにも左手は使えない。誰かが左肩にぶつかってこようものならきっと変な声を上げことは間違いないだろう。そんなわけで、仕事に支障がでるほどのひどい腫れと痛みを経験した。


もちろん、個人差はある。接種した薬局スタッフのほとんどは、触ると少し痛む程度で大きな問題はないと言う話だ。これは私が大袈裟なのか?と不安になりながらも、この経験を近隣の医師に報告した。世の中の噂が本当ならば、2回目の接種はもっとひどいはず。

するとその医師から、こんな提案をされた。
漢方薬、十味排毒湯を飲んでから2回目のワクチン接種に臨んではどうですかと。

十味敗毒湯の効能

その真意は以下の通りである。

そもそも、十味敗毒湯はお肌の化膿を抑えて、腫れ、赤みを取り除き、かゆみを抑える漢方薬である。 

どうも、その先生がおっしゃるには、この漢方薬がコロナウイルスに感染した際に、治療期間を短縮し、熱を下げ、そしてSpO2(酸素飽和度)を改善し、免疫が暴走する”サイトカインストーム”という状態にもならなかったことが報告されているらしい。

…中略…
今回、新型コロナウイルス感染症患者3人に、「十味敗毒湯」を処方したので紹介する。

症例1 47歳女:2020年10月、発熱外来で抗原検査が陽性となり、診断直後より「十味敗毒湯」を処方。保健所のPCR検査で翌日陽性となり、他病院に入院した。
翌日に38℃から36.2℃へ解熱。解熱と共にSpO2(経皮的動脈血酸素飽和度)が94%から98%へ著明に改善。その後退院まで胸部X腺・胸部CTでコロナ肺炎を認めず酸素投与なし。21日間「軽症」隔離。白血球4100、CRP(C反応性蛋白)0.2の正常値で退院。世界初症例であった。

症例2 38歳男:発熱直後より「十味敗毒湯」を内服し1日で解熱。SpO2は98%を維持。白血球3,820、CRP0.09、Dダイマー陰性で著効。

症例3 50歳女:濃厚接触者として経過観察中4日目後に発熱。発熱当日から『十味敗毒湯』内服。1日で38℃から36.4℃へ解熱。SpO2も94%から98%へ改善。X線・CTにて左肺に雲状影、軽い咳はあるも全身状態は良好。『補中益気湯』を併用し肺炎像消失、酸素・点滴なしで2~3週でPCR陰性となり、1カ月で後遺症なく退院、社会復帰。

発熱した新型コロナウイルス感染症患者の解熱は普通3~4日かかるが、これらのケースでは、「十味敗毒湯」内服で、1日で解熱している。また、SpO2に顕著な改善効果がみられ、咳、頭痛、下痢、嗅覚障害、味覚障害など新型コロナ感染症特有の症状があっても、肺炎や免疫過剰で血管内血栓が多発するサイトカインストームに至らず、快方に向かった。3症例だが、「十味敗毒湯」で著効したと考えられる。

出典: 日本保険医団体連合会 医療ニュース『漢方薬処方で著効例も』 

抗体を獲得するために、コロナウイルスワクチンにより一時的に軽くコロナに感染するわけだが、ほとんど症状が出ずに免疫獲得できるのが理想である。しかし、コロナに感染したかのようなひどい発熱や炎症、痛みに悩まされる、もしくは命が危ぶまれるのはまっぴらごめんである。

これまで、コロナ対策の漢方としては免疫を高めて感染しないように対策する漢方(補中益気湯、十全大補湯等)を紹介してきたが、実際に感染した際の治療効果を高め、もしかすると予防接種の副反応を軽減する作用も期待できるなら、漢方薬の可能性は無限に広がる。

十味敗毒湯

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